CONTEMPORARY VINTAGE JEANS. -現代的な『LEE』の一本-

こんにちわ。

大阪南船場の古着屋『SLOWLIFE&CO.』yasuhitoです。


かなり冷え込んだにも関わらず、昨日もたくさんのご来店本当にありがとうございます。

地元で働いていた時、本当によくしてくれた方にもお越し頂け、本当に嬉しかった一日。

最近少しバタついてはいましたが、『お店をやっていること』と『喜んで頂くこと』への意識を再確認することが出来ました。

つくづく思うのはやはり「人を感動させるのは結局は人」と感じ、これからさらに色々と仕掛けこの店を通して何か得られるような空間にしていきたいと。

さらに精進致します!!!



さて、暖かくなってくるにつれ探される方が多くなってくるデニム。

その中でも意外に残っているオススメの一本をご紹介致します。


LEE 60’S TAPERED DENIM PANTS

最早説明不要の世界三大ジーンズブランドの一つである『LEE』。

様々な名作を生み出しており、隠れた逸品も多く思います。

BOY’Sのこのジーンズも、個人的に隠れ名作ではと思えてならないアイテム。

股上は少しゆったりしており、股下から綺麗なテーパードが印象的な、現代的なシルエットの一本。

その上BOY'Sなので少し短めのレングス。

まさに今履きたいジーンズ。

加えて、ご覧の通りこの個体に到っては色も非常に濃いです。




サイドに配置されたブランドタグ。

おそらくSIZEの隣に表記された、シルエットを表すと思われる『ROBUST』。

少しゆったりしたモデルなのではないかと考えられます。

赤の文字によりついつい『赤タグ』と呼びたくなりますね。




BOY'Sなのでフロントのボタンはスナップ仕様。

元々のオーナーであるネームタグが。

ちゃんとネームタグを付けているところを見ると、やはり少年が履いていたのでしょうね。

色々と想像させられる、このパンツの時代背景が伺える興味深いポイントです。




ジッパーはGRIPPER ZIPPERの真鍮カムロック。

このジッパー、『42 TALON』ジッパーが一般的に使用されるようになる前のデニムパンツに対してかなりのシェアを誇っていたように思います。




バックにはおなじみの塩ビパッチが。

『TM』表記が入らないことから60年代と判断できるかと。

割れやステッチ飛びもなく、ここからも状態の良さが伺えるかと思います。




バックポケットのステッチはBOY'Sなのでストレートのダブルステッチ。

ただその独特な形状のポケットと、クロス閂が『LEE』ならではのデザイン。

パッチか何かが取られた跡があります。

このモデル専用に付けられていたものがあったのでしょうか?

気になるポイントですね。




裾はオリジナルのチェーンステッチ。

全体的にイエローコットンステッチとコアヤーンステッチが入り混じっており、使用される糸の移行期にあたる個体なのかと思われます。

なんにせよ、やはりイエローステッチが入っているとくすぐられますね。




テーパードした綺麗なシルエットは、どうしても野暮ったくなりがちなVINTAGEのスタイリングに一点加えるだけでスマートに仕上がり、かなり重宝します。

今回はジャンルの違った2つのスタイリングをご紹介致します。


一つ目はセーター+ミリタリージャケットにローファーといった少しトラッドなスタイリング。

通常ジーンズを加えると野暮ったくなってしまい、スラックス等少し綺麗目なデザインのパンツを選びがちなスタイルにも、そのシルエットと色味できちんと上品に仕上げてくれます。


ステッチとセーターの色味を拾い合っている為かバックスタイルもかなりカッコイイ。

軽さを出す為に足元での肌見せでトレンドも意識。


ジャケットを脱いだスタイルももちろん。

これから暖かくなってくるとさらに軽さを出すシーンで間違いなく活躍してくれます。

それにしてもトラッドなスタイリングに合わせると、本当にVINTAGEなのかと思えるほどに綺麗なシルエット。




二つ目は西海岸の空気感を意識した王道アメカジ。

文句無しの好相性。

ただ、その濃い色味が全体的に淡い色味のアイテムをしっかり引き締めてくれており、ラフすぎないどこかスタイリッシュな印象。


差し色をプラスする為にバンダナを。

最近のスタイリングでよく見かけるようになってきたパンツからバンダナを垂らすテクニック。

同系色のネイビーを基調としたものを選択することにより、バンダナ自体が浮くことなくパンツと馴染んでくれます。


ジャケットを脱いでももちろんカッコイイ。

ここでもレングスによる肌見せにより、ラフではあるものの上品な印象が。

これから暖かくなってきて、これくらい肩の力を抜いたシンプルなスタイルで出かけたい。

でも着ているもののこだわりは半端ない。

年を重ねるごとにこのバランスって本当にカッコイイなと思えるようになってきました。




いかがだったでしょうか。

その色味とシルエットからくるどこか上品な印象により、無骨なVINTAGEのアイテムと合わせてもスタイリッシュに仕上げてくれます。

VINTAGEとの相性はもちろんですが、やはりシルエット的には現代的と思われるので、今展開されているブランドとの相性も抜群と考えられます。

加えてアイテムのポジション的にも、探しても意外に見つからなく欲しくても買えない位置の物と感じますので、そういった視点でも是非おすすめしたい一本です。


他にも色の濃いジーンズご用意しております。

是非一度覗きにお越し下さいませ。


Web.SHOPも更新致しました☟☟

TOWNCRAFT 60’S オンブレ/シャドーチェックレーヨンシャツ

TOWNCRAFT 60’S レーヨンシャツ SIZE:S (肩幅39cm 身幅51cm 着丈65cm 袖丈58.5cm) アメリカ三大ストアブランドの一つである『J.C.Penny』のプライベートブランドとして1927に誕生した『TOWNCRAFT』。 その名前からも察しられるように、当時のトレンドや新しい素材を取り入れたデザイン性の高いタウンユースアイテムを展開していたブランド。 50年代〜60年代を代表するシャツアイテムであるレーヨンシャツ。 当時、ラグジュアリーなアイテムに位置する存在。 その中でも評価の高いシャドーチェックのデザインは、近年様々なブランドでもサンプリングされるのをよく見かけ、オリジナルを探されている方が多いように思います。 襟芯が入った小ぶりな襟や、しっかり柄合わせをされたポケット等いい仕事をしているのが伺える一着。 コンディションですが、所々ダメージがあり、サイズ表記の割には当時のシャツの実寸と比較して少し縮んでいるように思われるので、安価にて価格設定致しました。 着用には全く問題ない程度で、実際ここまで小さいサイズもなかなか見つからないと思いますので、合う方には是非オススメしたい一着です。

TOWNCRAFT 60’S オンブレ/シャドーチェックレーヨンシャツ

Thank you SOLD!!!



こちらもこちらもこれからの季節シーズンになってくるレーヨンシャツ。

綺麗なシャドーチェックは、ここ数年様々なブランドにサンプリングもされさらに注目されているように思います。

是非ご覧下さいませ。



ありがたいことに天気が回復した本日。

寒いとはいえ、やはり気分は春なのか早くも春物が多く旅立っていってくれています。

旅立った物もそうなのですが、土日に向けて商品追加していきます。

さらにバランスの取れた内容になると思われますので、是非お越し下さいませ!!!




『SLOW LIFE&CO. - VINTAGE & OUTFITTER -』

OPEN 12:00 - CLOSE 21:00

定休日:火曜日

〒542-0081

住所:大阪府大阪市中央区南船場2-2-28 順慶ビル1F 105号室

TEL:06-6227-8733

Email:yasuhito1229.slowlife@gmail.com

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